さとの雪では、点字付きバリアフリー豆腐容器を開発しました。4月末から一部生協向け商品に採用したのを皮切りに、自社ブランド商品に順次採用し、年内には、全ての木綿・絹ごし・充填豆腐をバリアフリー容器入りとしたいと考えています。
開発は、生活協同組合ちばコープ様の視覚障害のある組合員からの「豆腐は容器を触っただけでは種類がわからず不便。木綿と絹ごしの区別がつけば」との声がきっかけとなり、昨年2月より、同生協様との共同開発としてスタート。試作段階から組合員の方に参加していただき、識別しやすいよう"点字一文字の大きさは指一本の先端におさまること"や、"どちら側からでも読めるように左右または上下二ヶ所に点字を明示すること"など、様々な意見を積極的に取り入れました。そして、実際に試作容器による判別テストを行ってもらうことで、より完成度の高いものに仕上げました。
この容器は底面二ヵ所に「モメン」「キヌ」を点字とカタカナで併記しています。それにより、点字の読めない視覚障害者にも判別できるようにするとともに、現場作業員の容器供給ミスを防ぐこともできるようにしました。また、開け口の容器側のタブに凸凹をつけ、開け口をわかりやすくするとともに、滑りにくくするなどの工夫も加えました。
さとの雪では、全国の生協や量販店、コンビニエンスストアに積極的に提案していくとともに、豆腐容器の統一規格となるよう、国や地方自治体、各福祉団体などにも働きかけていく方針です。スーパーなどで見かけた際には、一度手に取ってお確かめ下さい。