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2000年 10月6日

淡路の広田工場の買収でネスレ日本と合意

当社は、10月6日、ネスレ日本株式会社(神戸市中央区、W.H.ライヘンバーガー社長)から、淡路の広田工場(兵庫県三原郡緑町広田中筋310;敷地面積16,400m2 工場延べ床面積14,600m2)を買収することで合意するとともに、ネスレ製品の一部について同工場での生産を引き継ぐ製造委託契約をネスレ日本と締結しました。
広田工場は、スイスに本部を置くネスレグループの日本法人 ネスレ日本が昭和8年(1933年)に日本で初めて設置した工場で、コーヒー用クリーミングの「ブライト」および「クレマトップ」や「ミロ缶」、「ネスカフェ缶コーヒー」などを生産していました。戦前戦後をつうじて、西日本における酪農の先進地淡路に立地し、我が国の乳業史上、重要な役割を担った工場の一つでしたが、廃止を5月に発表、既に9月で生産を停止していました。
食品事業では国内トップの日量40万丁の規模で豆腐類を生産し、子会社さとの雪食品(株)を通じて「さとの雪」のブランドで全国に販売している四国化工機グループにとっては、今回の買収で、鳴門・阿南・御殿場に次ぐ4番目の食品工場となります。徳島の2工場はスペース面の余地が少なく、新しい豆腐商品のヒットで生産が限界に近づくことが予想されていました。淡路島は本来、水の確保の難しい土地柄ですが、戦前から操業していた同工場には十分な取水量があります。
今回の買収の背景には、食品工場として活用する計画を持つ当社に売却することによって、雇用や税収など地域経済に対する影響を最小限にしたいネスレ側の意向と、緑町広田地区の出身で広田工場の重要性を理解する、当社創業者で現取締役名誉会長植田道雄が淡路から広田工場の灯が消えることに危機感を持ち、当社にとっても可能で地域にも最善の策として、ネスレ製品の一部継続生産と工場の買収を提案したことから、交渉は友好的にかつスムーズに進みました。
当社では、買収した工場を「食品事業本部淡路食品工場・システム技術センター」と位置付け、当面ネスレ製品(クレマトップボトル、ミロ缶)の受託生産を中心にすすめ、早い時期に豆腐や大豆加工食品の主力工場として整備していきます。また、淡路の特産農産品を利用した加工食品の生産を将来行うことで地域に貢献するという構想もあります。淡路新工場では自社の液体食品充填包装機・包装資材を使った食品生産を実際に行いながら、より進んだ機械と包材と食品のシステム技術の確立に寄与させるための技術開発と品質保証を目的とした「システム技術センター」として機能させていきます。

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