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2009年 8月5日

環境に配慮した新樹脂製蓋材を開発~日本パッケージングコンテストで最高賞を受賞~

当社は、乳酸菌飲料の容器と同素材で環境と利便性に配慮した樹脂製蓋材を株式会社ヤクルト本社(社長 堀澄也)と共同で開発しました。
樹脂製蓋材の実用化にあたり、当社機械事業部門が超音波シール方式を採用したドリンク用ロータリー充填機も合わせて開発しました。四国化工機の「機械事業」と、「包装システム事業」が深く関わったシステム商品の一例となりました。
当蓋材及び当社が開発した専用充填ラインは、株式会社ヤクルト本社のはっ酵乳「ジョア」に2008年10月から採用されています。

■ 樹脂製蓋材の特徴
・ キャップ、容器ともにポリスチレンを主体とした材質とすることで、従来のアルミキャップ時の分別作業が不要となり、容器をプラスチックごみとして一括廃棄できます。
・ キャップ中央にストローぐちとしてエンボス加工による窪みを形成し、ハーフカット加工を施すことで、容易にストローを突き刺すことができます。
・ 各素材(アルミとプラスチック)の生産過程から処分におけるCO2排出量の差、及び生産ラインの変更によりCO2排出量を約15%(当社計算値)削減しました。

また、この新樹脂製は消費者視点で廃棄性や利便性を高め商品価値を向上させていることから、「2009日本パッケージングコンテスト」(主催:社団法人 日本包装技術協会、後援:経済産業省など)の最高賞であるジャパンスター賞における「社団法人 日本マーケティング協会会長賞」を受賞しました。

【日本パッケージングコンテストとは】
時代と社会の要請に対応した生活文化に優れたパッケージ及びその技術の開発普及に資することを目的とし、日本パッケージ技術の最高水準を決定するものです。今回のコンテストでは、全300件の応募のなかから、審査員が実物を手にとり、材料や設計、技術、適正包装、ロジスティック、販売包装、アイデア等あらゆる機能から評価し、年間の優秀作品として最高賞のジャパンスター賞(11賞)をはじめ包装技術賞(6賞)、包装部門賞(11賞)が選定されました。日本パッケージングコンテストや賞の概要については日本包装技術協会(http://www.jpi.or.jp/)をご参照ください。(当ホームページへの本年度受賞作品掲載は10月以降となります。)

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