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2020年 6月26日

液体調味料向けの大型ボトル充填機を開発

~ 多品種少量生産に対応、洗浄時間短縮で生産効率アップ ~LB-10の写真.jpg

このたび四国化工機は、洗浄時間の短縮で液種切り替えが短時間でできる、大容量向けの「液体調味料用大型ボトル充填機」を開発しました。各種たれ・つゆ・ソース・ドレッシングといった、物性の異なる液体調味料に対応可能で、多品種少量生産が主流な液体調味料業界に適した充填機です。
既に大手調味料メーカーへ納入し、2020年3月から客先工場にて稼働しています。

【概要】
開発に当たって事前に調味料メーカーの悩みやニーズの調査を行ったところ、液体調味料は固形物の有無や粘度の違いなど、物性の異なる液種が数多くあるため、1台の充填機で幅広く対応できる汎用性が求められていることがわかりました。しかし、液種を切り替えて充填する際にはその都度洗浄が必要となり、生産時間の半分以上を占める場合もあります。特に、業務用商品を扱うメーカーでは、得意先のオーダーレシピ毎に頻繁に液種の切り替えが必要で、かつ大容量ボトルのために、どうしても多品種・少量生産となってしまい、生産効率の悪さがネックとなっておりました。

当充填機は、このような多品種少量の商品を効率よく生産したい液体調味料メーカーの悩みを捉え、充填の汎用性と洗浄時間の短縮による生産効率アップをコンセプトに開発しました。

概要としては、充填部ユニットを2セット搭載し、片側のユニットで生産中に、もう片側の洗浄を進めることができ、機械を停止することなく短時間で効率よく液種の切り替えを行うことができる機構となっています。また、CIP(定置洗浄装置)を搭載することで、充填部内を分解・組立せずに洗浄できるため、人為差を無くし、作業負担も軽減することが可能です。充填汎用性においても、具材など固形物の有無、高粘度・低粘度液、ホット充填など、あらゆる物性に対応した充填ノズルを備えており、多品種少量の液体調味料生産に最適です。

【今後の展開】
当社は、これまで得意としてきた乳飲料業界で培った経験やノウハウを活かして、2011年に味噌用カップ充填機、2016年には1台で各種ボトル・チューブ・口栓付パウチなど調味料容器に適した小容量向けの多用途充填機を開発し、新たな分野として調味料マーケットの開拓を積極的に進め販促してまいりました。
これらのラインナップに加えて、今後は更に調味料充填機の拡充を計画しております。
このたびの大型ボトル対応機をベースに、小型ボトル対応機や高能力機、少量から大容量まで幅広く容器兼用が可能なフレキシブル機など、調味料充填機のバリエーション展開を進め、各種たれ・つゆ・酢・醤油・味噌・ドレッシング・ソース・マヨネーズ・ケチャップ・食用オイルといった、調味料全般を戦略分野として事業領域を拡大してまいります。
 

【標準機の基本仕様】※仕様については事前にご相談ください。
機種: LB-10
形式: 間欠直線コンベア搬送方式 ※充填ノズル10列(充填部ユニット×2セット)
能力: Max.6,000 本/時(容量500 ml時)※充填物・充填量により変動
容量: Max.1,800ml ※容器形態により変動
容器: ボトル(Max.φ107mm)※材質は充填温度等により選択
蓋材: スクリューキャップ、打栓キャップ、ヒートシールなど
寸法: 本体外形3,240mm(幅) × 7,130mm(長さ) × 4,490mm(高さ) 
液種: 具材などφ15mm程度の固形物入りの液体、高粘度液・低粘度液にも対応

以上
 

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