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2020年 10月 9日

令和2年度 四国地方発明表彰にて中小企業庁長官賞を受賞

このたび、四国化工機株式会社は、公益社団法人発明協会主催の令和2年度 四国地方発明表彰におきまして、
「口栓取付装置」で第三席に当たる「中小企業庁長官賞」を受賞しました。
表彰式は2020年10月23日に三翠園(高知市)で開催されます。

■受賞内容: 中小企業庁長官賞
発明の名称: 口栓取付装置(特許第6364229号)
出  願: 2014年05月12日
登  録: 2018年07月06日
発明者名: 角田 浩一
権 利 者:  四国化工機株式会社
実施功績賞:四国化工機株式会社 代表取締役社長 植田 滋

■発明の概要
液体を容器に詰める充填包装機において、お酒や調味料業界向けには、少量から大容量まで、容量に応じて1台の充填包装機で数種類の容器サイズに対応することが求められます。また、お酒や調味料は一度で使いきるものではないため、口栓付きの屋根型紙容器が用いられます。
そのため、ワンサイズを充填するタイプの機種ではなく、容器の角寸(イメージ参照)を切り替えて異なる容器サイズに対応できる兼用タイプの充填機が採用されており、口栓を挿入・溶着する機構である「口栓取付装置」が搭載されています。
「口栓取付装置」は、コンベヤなどの容器搬送経路の途中に設けられているのですが、角寸を変更すると口栓を取り付けるための穴の位置も変わるため、それぞれの角寸に応じた調整が必要となります。

本発明は、角寸変更に対応した調整を容易にする機構を備えた「口栓取付装置」に関するものです。
角寸イメージ図.JPG

従来の「口栓取付装置」では、容器の角寸変更に応じて、その都度、口栓挿入部の位置調整が必要でした。多くの手間を要するだけでなく、その調整は熟練者でも難しく、ユーザーには大きな負担となっていました。また、溶着部の正しい角度を再現する調整も難しく、溶着の安定性を低下させる要因にもなっていました。溶着不良のリスクが大きくなると、最悪の場合は消費者へ届くまでに口栓部分から中身が漏れたり品質不良となったりしてしまいます。
以上のような問題から、誰でも容易に角寸変更に対応できる、溶着不良リスクの無い安全安心な「口栓取付装置」が求められていました。

■本発明による「口栓取付装置」では、調整を要する場合、最大で4時間程度かかっていた角寸変更作業を、角度調整や位置調整なしで容易に切換えできるようにしたことで、誰でも1分程度で行えるようになった上、口栓溶着不良のリスクを解消し、ユーザーの負担を大きく削減することができました。

当技術は、2014年に特許出願してから「口栓付角寸兼用紙容器充填機」に導入されており、これまでに有名酒造メーカーなどへ6台納入されています。

以上


 

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