上記のタブをクリックすると用途に合わせた充填機の詳細を閲覧することができます
紙容器成形充填機の主な充填物
- ・牛乳、はっ酵乳、乳酸菌飲料などの乳飲料
- ・果汁ジュース、お茶類、コーヒーなどの清涼飲料
- ・生クリームやスープなどの液体食品
- ・お酒やビネガーなど酒類、調味料
- ・その他、炭酸系飲料以外のほとんどの液体に対応可能
幅広い容量、容器タイプに対応する
屋根型紙容器成形充填機
四国化工機の屋根型紙容器成形充填機はESLから無菌充填機まで幅広く揃えており、充填容量は一般的な1000ml、500ml以外の容量にも対応可能です。また、容器タイプもスリムタイプ、ミニタイプ、口栓付きなど、様々な形態にも対応することができます。自動丸洗い対応機種では、全自動外部洗浄により、人為差のない同一レベルの洗浄が可能となり、無菌充填機ではカートン滅菌部から排出まで全てをチャンバーで囲むことにより、チャンバー内を無菌環境下に保つことができるので、より安定した無菌充填が可能です。
飲料の長期保存、常温流通を可能とする
ロールフェッド紙容器成形無菌充填機
ロールフェッド紙容器成形無菌充填機はロール状の原紙をレンガ型に成形し、充填、シールをライン上でワンストップに行います。容器サイズは最小65mlから最大1000mlの容量に対応可能です。また、無菌仕様で、中身商品の品質を保つことができ、充填した飲料の長期保存、常温流通、棚寿命の延長が可能です。
四国化工機の紙容器成形充填機は世界最速クラスの充填能力を持ち、牛乳から果肉の入ったジュースまで多様な液体を高速充填することが可能です。また、高い技術力とノウハウで小さな容器サイズから大きな容器サイズまで安定した「成形・シール」を実現し、衛生・メンテナンス面では「容器殺菌から装置洗浄まで」制御します。私たちが開発する紙容器成形充填機は世界50か国以上で2000台以上の高い納入実績を誇ります。
開発者インタビュー
紙容器充填機の開発ではどのような部分に携わっていたのですか?
私が携わったのは最新型の屋根型紙容器成形充填機の設計全体のサポートで、代表的な充填商品ですと牛乳やコーヒー、フルーツジュースなどがよくありますね。お客様の要望はそれぞれ異なるため充填機の開発は、ほとんどが受注生産になります。設計箇所も電気系統や動力部分など多岐にわたるのでチームごとに分担を行い、お客様の要望を細かくヒアリングしながら仕様に合わせたオーダーメードの充填機を設計・製造しています。
お客様ごとの要望に合わせて一台ずつ開発をしているのですね。
そうですね。私たちは、今までにあったお客さまからの要望を取り込んで充填機の開発を行っており、テスト機となるプロトタイプができてからも試行錯誤しながら改善・改良を繰り返しています。それらで培った技術を駆使して常にお客様の要望を満たす充填機を開発しています。充填機の開発以外でも、「オペレーターの手間を減らしたい」というお客様には、ラインの中に、本来は人手で行われる容器の供給を自動化する装置などの関連機器も併せて提案しており、そういった生産ラインを一貫して具現化できるのも四国化工機の強みのひとつですね。
では、最新型の充填機ではどのような要望が多く、
どのような点が改良されているのですか?
本機は「充填機内の洗浄自動化・安定した容器の殺菌性」そして「オペレーターが操作しやすい機械」をコンセプトとして揚げています。従来の充填機は、オペレーターが毎日、充填機内を数時間かけて手洗いする必要がありましたが、最新機ではそれらを全て自動化しました。オペレーターの負担軽減や人的コストの削減になりますし、洗い残しがないので衛生面でも安心です。従来の充填機と比べ安定した生産性を保ち、メンテナンスの手間も省けるよう、随所に改善を施しています。その他にも、操作性の向上や環境負荷を考慮した改善など、細かい点でグレードアップしています。
最後に納品後のお客様の評価はいかがでしたか。
オペレーターの方々には非常に好評で、「使いやすいので別の工場ラインにも入れたい」との声をいただきました。やはりお客様の生の声を現場で聞くとモチベーションが上がり、素直にうれしく思いますね。充填機は、開発段階はもちろんのこと、納品後であってもご要望をいただいた場合は現地にて調整や改造を行っています。実際に現場に足を運ぶと、喜びの声もある中で、「さらに高い要望」も出ます。その「さらに高い要望」に対応できるよう常に自分自身が納得できる改善を行い、新しい技術を取り入れた四国化工機ならではの対応を今後もお客様に提供できるようにと考えています。