上記のタブをクリックすると用途に合わせた充填機の詳細を閲覧することができます
カップ充填機の主な充填物
- ・プリン、ヨーグルト、ゼリーなどのチルドデザート類
- ・飲むヨーグルトや飲むゼリーなどのデザート飲料
- ・ジュースやお茶などの様々な清涼飲料・乳飲料
- ・コーヒーやお酒などのカップ飲料
- ・その他にも幅広い商品に対応
チルド充填はもちろんのこと
賞味期限の大幅長期化が可能な無菌充填機
*オープンマウス形状のカップに対応した充填機はプリン、ヨーグルト、ゼリーといったデザート食品からチルドカップ飲料まで、液体食品を中心に幅広い充填物に対応することができます。その他にも、粘度の高い液体や果肉など固形物入りの製品も充填可能なため、多様なお客様のニーズにお応えすることができます。チルド充填はもちろんのこと、賞味期限の大幅長期化が可能な無菌仕様機もラインナップしております。
独自の技術、チェーンレス機構を開発
これまでの充填機はカップの搬送にチェーン機構が使用されており、メンテナンスに手間がかかることが問題でしたが、四国化工機では独自にチェーンを使用しない「チェーンレス機構」の充填機を開発いたしました。これにより、従来よりメンテナンス性が高く、よりお客様の希望に沿ったカップ充填機を提供しています。
*オープンマウス形状とはカップの底部から上部に向かって大きく口が広がっている形状のことです
四国化工機のカップ充填機は幅広い種類の製品に対応し、小口径から大口径、様々な材質の容器に充填することが可能です。シンプルで洗いやすく衛生的な機構の採用や異物除去装置の搭載により製品の安全性向上させながら、定期交換の必要な部品を減らすなどローコストオペレーションを実現。顧客のニーズと食の安全に対する消費者の高い関心に応え続ける四国化工機のカップ充填機は1300台以上の高い納入実績を誇ります。
開発者インタビュー
今回の最新型カップ充填機ですが、
どのようなコンセプトで開発したのですか。
開発のきっかけは、多くのお客様よりご相談いただいた、より高いレベルで衛生管理を実現するための「サニタリー性の向上」とランニングコストを削減するための「ローコストオペレーション」でした。充填機はほぼ受注生産のため大量生産ができず、コスト的にも納期的にも不都合な部分が多くありました。本機ではその点に着目し、機械を構成する部位や部品の共通化を図ることで、開発コストの削減、安定した品質、納期短縮を実現させる事もコンセプトとしています。
なるほど。そういったコンセプトを事前に共有してプロジェクトを進めるのですね。
そうですね。四国化工機ではプロジェクトに入る前に必ず各グループの責任者が集まってキックオフミーティングを行います。そういったことの積み重ねで、より良いものづくりができていると思います。
では今回の充填機を開発する際にどのような想いで進めていましたか。
むずかしく考えないで直感で教えてください。
直感でですか(笑)そうですね。
開発について、一言で言うとプレッシャーとの戦いでした。
実はこの充填機は前期モデルが非常に好評で、今でも、国内のスーパーやコンビニに並んでいる製品の大半を充填しているベストセラー機なんです。そこで、後継となる最新型機は、更なる高レベルにするため改良を加えて市場に参入していかなければなりませんでした。「絶対にプロジェクトの失敗は許されない」という重圧と戦いながらも、実現に向けてお客様や技術部門からの要望を取り込み、実際にプロジェクトが始動した時は気持ちが高揚した事を今でも覚えています。度重なる打合せ・設計・検証と試行錯誤を繰り返しながら、本機は完成しました。これは、四国化工機の長年培ってきた「豊富な技術力と経験」が大きな土台となり開発成功に繋がったのだと思います。
最後に新型機が完成してお客様の評価はいかがだったでしょうか。
本機は、従来モデルの能力を大幅に上回る利便性を追求した高能力充填機のため、コスト面でも差があります。そのため、イニシャルコストはアップしましたが、その分ランニングコストを抑えるために、徹底的に無駄を省いてローコストオペレーションを実現し、「新型機を一度使ってしまうと、もう以前の機種には戻れない」というありがたい評価をいただきました。今後の課題としては、機構のスリム化によるコストダウンと、日本ユーザー特有のキメ細かい要望にスピーディに対応しお客様の満足度を向上させることと考えています。