四国化工機グループは初の海外生産拠点として、1997年4月から中国に敷地面積33,854m2の本工場建設を開始しました。1998年3月には本工場竣工、本稼動を計画しています。1995年8月、中国上海市松江、南側に樹木が繁り、東側は幅50m程の河が流れるすばらしい場所に本工場用として、50年間の土地使用権を獲得し、1996年11月2日には上海四国食品机械有限公司が設立されました。1996年4月からは本工場建設に先駆けて400坪×2棟のレンタル工場での生産も開始されています。

上海進出は、昨今の激化する低価格競争に対抗するための生産コスト引き下げと、飛躍的に成長しているアジア市場に備えることを目標にしています。
当面中国進出の第一段階として、四国化工機本社での研修により現地スタッフを育てつつ加工部品を生産し、日本への輸出を行います。第二段階では、普及型の充填包装機を中心に完成機を組み立て、日本を含む海外市場への輸出を行い、将来は中国国内市場へも供給していく予定です。

そして、当社の海外部品調達・海外生産の中心的役割を担うと共に、国際競争力強化の切り札として位置付けています。さらには、機械生産による技術の移転とあわせて、中国の食品流通の改善、食生活の向上にも貢献していこうと考えています。