INTERVIEW 28

設計者として
何気ない容器にも
良いデザインを考える

四国化工機 / 東京勤務

包装資材事業 研究開発

専攻学科:化学系 | 2011年新卒入社

現在はどのようなお仕事をされていますか?

プラスチックの使用量を最低限にしつ
つ性能は損なわない容器の開発

食品用包装資材のなかでも射出成形によるプラスチック容器の開発を行っています。近年、環境問題からプラスチックの使用量削減などが重要視されているため、環境対応の他材と組み合わせ、プラスチックの使用量を最低限にしつつ容器としての性能は損なわないような包装資材の開発に取り組んでいます。主な開発の流れとしては、①2D及び3D図面を作成 → ②3Dプリンターにより造形を作成し形状確認 → ③金型製作 → ④成形立会 → ⑤成形品の品質確認→ ⑥量産確認です。

あなたにとって仕事のやりがいは?

容器の何気ない形状にもユニバーサル
デザインを取り入れる

自分の設計した容器に内容物が充填されて、実際に商品がスーパーやコンビニなど身近な店頭に並ぶことにやりがいを感じています。パッケージはあくまでも「商品を包む物」ですが、お客様が最初に目にするのはパッケージであり、そのフォルムやデザインに目が留まって手に取ってもらえることもあると思います。
また、設計者として容器の何気ない形状にもユニバーサルデザイン(持ちやすさや使いやすさ、安全性、廃棄のしやすさ等)を取り入れることも意義があると感じています。

入社のきっかけは?

先輩社員の説明から包材開発自体の
奥深さに興味を持つ

私は、グループ会社の東洋科学に入社し、現在は四国化工機に出向しているのですが、入社のきっかけは「食品用包装資材の開発」という募集を見つけたことでした。大学で食品関係の研究をしていたことから、私にも力になれることがあるのではと思い、説明会に参加したところ、普段から購入している商品や見たことのある商品の容器を製造していることが分かったことで身近に感じ、先輩社員の説明から包材開発自体の奥深さに興味を持ちました。
また、社内のアットホームな雰囲気とざっくばらんに話してくださる人事担当者の人柄に惹かれて入社を決めました。

入社してよかったなと思うことは?

容器設計の他、多面的な働き方が出来ている
ことに面白さを感じる

包材開発における設計から製品立上げまで全てに携われるのは、四国化工機だからこそ出来ることだと思っています。容器設計のほかに、工場での成形立会や営業担当者とともにお客様と技術打合せをすることもあり、多面的な働き方が出来ていることに面白さを感じています。
また、ドイツへ包材関連の展示会を視察しに行ったこともとても良い経験になりました。海外は日本に比べて食品用容器の形状、大きさ、色のバリエーションが非常に多く、容器を通常とは逆さまに陳列させた見せ方など、規格にとらわれない斬新な表現が印象的でした。国によってもトレンドがあるように、日本の品質の高さ、開封しやすさへのこだわり(=消費者への配慮)を改めて実感し、日本の良さと海外の斬新さを取り入れた開発をしていきたいと強く思いました。

休日の過ごし方は?

家族で公園や外に出かけることが多く、子供の興味や知識の広がるスピードに驚かされる

休日は家族で公園や外に出かけることが多いのですが、3歳になる息子と一緒に外へ出かけると、大人目線では気付かない新しい発見がたくさんあります。子供の興味や知識の広がるスピードには驚かされることばかりで、子供とともに自分も親として成長しなければと感じる日々です。また、車で日帰り温泉や自然の多いところへ行ってリフレッシュしたり、外食で美味しいものを食べたりすることも楽しみのひとつです。

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